プロの技拝見!フローリング補修

最近では日本住宅の主流になりつつある『フローリング床』。せっかくピカピカに磨き上げても、気になるのが傷。ちょっとした物を落としただけでも意外と深い傷がついてしまったり、何気なく家具を引きずって予想以上に大きなダメージが・・・。
そんなときに頼りになるのがフローリング補修のプロ。お願いしてみたいけど、どこまで元通りに修復できるの? そんな疑問を実際に検証してみました。

LESSON−1 現状を見てもらうことが大切

今回は、補修全般を専門に手がけている会社の宮崎さんにお話をうかがいました。

ひとくちにフローリングと言っても、最近ではさまざまな床材が使われており、色数も豊富です。
また、床暖房が設置されている場合、部屋の真ん中と窓際などのように光線の当たり方の違いによっても補修作業の内容が違ってくるのだそうです。

補修を依頼したい場合は、できれば現場を一度見てもらった上で見積を出してもらうことをおすすめします。
電話や写真だけでは伝わりにくいことや分かりにくいことがたくさんありますし、きちんとした判断ができないこともありますので、後々のトラブルを避ける意味でもぜひ、現場は見てもらうようにしましょう。

LESSON−2 補修作業の流れ

作業工程1 重たい物を落としてできてしまった深い傷。
この傷を修復していただきました。

この床の場合、下に床暖房が設置されているため、普通のフローリングとは違う補修材を使用。
通常の補修作業よりも少し手間がかかりました。
まず、傷のある場所の周りに板目に添って養生用のテープを貼ります。

今回の傷は深さがあり、亀裂が入ってデコボコしているので、段差を少しずつ丁寧に彫刻刀で削っていきます。
作業工程2
作業工程3 全部の段差を削り終わった状態。
ちょっと痛々しい感じ。
内心『え〜。こんなに削っちゃって大丈夫なんだろうか。。?』と心配に。
作業工程4 作業工程4
削った部分に特殊なパテを埋めていきます。
盛り上がる程度に埋めた後、ドライヤーを使って十分乾燥させます。(左/完全に乾いた状態)

作業工程5 固まったパテの盛り上がった部分に紙やすりをかけて平にしていきます。
他の部分を傷つけないように優しく削っていくのはとても根気のいる作業。
でも、完全に平になるまで丁寧にやらないと、後で逆に目立つことになってしまう大事な作業でもあるのです。
完全に平らな状態になったら、彩色にかかります。
使用するのは特殊な塗料。
床材の色に合わせて少しずつ塗っていきます。
厚塗りできないため、慎重に色を選んで重ねていくのは気の遠くなるような作業。
乾いたときの色味の変化を計算して実物と同じ色にできるのは熟練した経験がなせる技なのです。
作業工程6

LESSON−3 でき上がり

でき上がりです。
どこに傷があったか分かりますか??
(※この写真は分かりやすい角度で撮影しています)

最初の悲惨な傷の写真と見比べてください。
何も言わなければ、誰も気がつきませんよね。
実際、自分でもどこに傷があったのか、よく見ないと分からないほどです。
さすがプロ!と感激してしまいました。

所要時間は約2時間半、価格は今回の場合で約3万円〜ということですが、ケースによって異なりますので必ずお問い合わせ・ご相談ください。
でき上がり

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